今ほど「シンプルライフ」が流行していなかった約5年前に購入した、ドミニック・ローホー著「シンプルに生きる」
今、少しずつこの本に書かれていることを実行しています。
シンプルに生きたいと思った5年前
5年前といえば、20代半ば。
まだまだ人生について悩むお年頃(今もですけれど)
部屋は、今よりも物で溢れてゴチャゴチャしていました。
物を買うことでストレス発散し、物を所有することで満たされたような気がしていたんです。
でも、心のどこかでそんな生活に疲れていて、この本を本屋さんで手に取ったのだと思います。
当時は「こんなの無理」だと思った
この本に書かれていることは、実践するのが難しいこともたくさんあります。
5年前の自分は、まだまだ「物をたくさん持っている方が満たされる」という価値観だったので、身軽な生活が信じられませんでした。
p.13 シンプル主義の37カ条
08 一年間一度も使わなかったものは、すべて捨てる
14 場所を移動させただけで「片付けた」と思わない
などなど。
ここまで物を手放してしまったら、人生がつまらなくなるんじゃないか
そんな風に思ったんです。
当時はシンプルライフに憧れながらも、私とは違う世界の人にしかできないことだと思い、そのまま本棚にしまわれることになりました。
内容には憧れがあり、素敵だと思ったからこそ、今まで置いてあったんだと思います。
今になって、この本の良さがわかるようになった
「シンプルライフ」や「ミニマリスト」という言葉がいろんなところで聞かれるようになり、また改めて「持たない暮らし」への憧れを募らせるようになった私。
自己流ではありますが、断捨離を始め、シンプルライフを目指すようになりました。
そこで、また手に取ったのがこの本です。
p.34「身のまわりに置いておくのは、大好きなものだけにする」と、今から心に決めてください。つまらないものや過去のものに、自分の世界を占領されないように。少しだけ、でも飛びきりよいものだけに囲まれて生活することを心がけましょう。
これぞ、まさに自分が求めている生活です。
もちろん、まだ断捨離は始めたばかりだし、手放せないものだらけ。
シンプルライフには程遠い生活です。
それでも、この本に書かれていることを少しずつ取り入れるようになって、生活が変化してきています。
読むタイミングって大事
きっと、今になったからこそ、この本の意味や良さがわかるのだと思います。
5年前の私では、まだ受け止めきれないことだったのですね。
この本を手放さなかった自分に感謝です。
本との出会いも、タイミングなんだなと実感しました。
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