敏感で繊細な性質を持っている人のことをHSPというそうです。
私はHSPで、いろんなことが気になりやすく疲れやすいタイプ。
逆に夫は細かいことが全然気にならないタイプ。
一緒に暮らしていくうちに、HSPではない人と自分の違いがよくわかるようになりました。
そして、敏感で繊細な自分を無意識に責めていたということに気がついたんです。
HSPである自分のことを、責めなくていいと気づいてから、だいぶ楽になってきました。
HSPとは
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、敏感で繊細な人のことです。
大体5人に1人くらいの割合でHSPの人はいるそうです。
敏感かつ繊細でも生活に特に支障がなければ全く問題はありませんが、HSPの人は生きづらさを感じることが多いようです。
私はHSPです
数年前、TwitterでHSPについての投稿がタイムラインに流れてきて初めてその存在を知りました。
HSPであるかどうかの判定テストがあったのでやってみると…
23問中全問に当てはまりました。笑
(12個以上当てはまればHSPといえるそうです)
そりゃ子供の頃からしんどかったはずだわー。
周りの人の感情に敏感なので、子供の頃、お医者さんに
大人の顔色をうかがいすぎる子です
と言われたことがあります。
私が最初にネットで受けたテストとは違うものですが、こちらは設問が48個あります。
この本がおすすめ
HSPのことがよくわかる本がたくさん出版されています。
私が読んだのはこの3冊。
どの本もHSPの特性について詳しく書かれていますし、どう対処すれば良いのかなども載っています。
家族や友人など、身近な人にHSPの素質がある人がいるという方も参考になりますよ。
夫にも読んでもらい、私のことについてより理解が深まったと言ってもらえました。
HSPじゃない夫
夫は、今までのブログを読んでくださっている方ならお気付きかと思いますが、細かいことは全く気にならない大らかなタイプです。
診断テストでも、当てはまったのは3~4個だったかな(HSPでない人でもいくつかは当てはまります)
- 人は人、自分は自分ときちんと区別をつけられるので周りに影響されることはない
- かすかな音や匂い、環境の変化などは全く気にならない
- どんなところでもぐっすり寝られて起きない
どんなサバイバルでも生き残れそうなタフな人です。
先日の地震でも、全然動じていませんでした。
HSPじゃない人と暮らしてわかったことは
私は、小さな音が気になって集中できなかったり、かすかな匂いで気分が悪くなったりすることがよくあります。
でもそれは、自分のわがままだと思っていたんです。
子供の頃はともかく、大人になったら、そういう音や匂いは耐えられるようになるものだと。
と思っていました。
だから、
と自分を責めることが多くありました。
でも、そうじゃなかった。
夫と一緒に暮らしていて、近所から発せられる生活音や柔軟剤の匂いが気になって夫に伝えても
気のせいじゃない?
といった反応なのです。
(夫は耳や鼻が悪いわけではありません)
HSPではない人は、私が気になってしまうレベルの微かな音や匂いは感じないのです。
感じていないんだから、何の反応もしなくて当たり前。
我慢も何もしていなかった!!!
そういや、実家暮らしの時も、家族からよく
「気のせいだよ」
「気にしすぎるから気になるんだよ」
みたいなことをよく言われていたなぁ。
生まれたときからずっとそうだったので、それが特別なことだと気づいていませんでした。
そこに気づけて、気が楽になりました。
私が敏感で良く感じ取る性質で、未熟であることとイコールではないとわかったからです。
敏感すぎる性質は、それはそれで大変なことは多いのです。でも…
その性質を、自分を責める理由にしなくても良いのです。
今の暮らし方
今は、この敏感で繊細すぎる性質を理解しているので、なるべく疲弊しない環境を作って過ごしています。
夫も、なるべく私に過度な刺激を与えないように気をつけてくれています。
- テレビの音をうるさくしすぎない
- むやみに驚かさない
などなど。
性質の違いでお互いに我慢しなければならない場面があっても、
「妻は(夫は)こういう人だから」
と理解しているので、受け入れられるんだと思います。
HSPの本を読んでいなかったら、この性質を理解するのは大変だったかも。
自分や周りの人がすごく繊細・敏感だなと感じる人は、ぜひHSPの本を読んだり調べたりしてみてください。
少しは楽になれるかもしれません。
HSPの私が、普段行なっている対策はこちら。